◆糖尿病と認知症

昔は高齢者になると認知症になる、認知症になるのは仕方がないと考えられていました。
しかし、実際のところ、40代で若年性認知症、若年性アルツハイマーになる人もいます。また、2025年問題と騒がれていますが、あと7~8年もすると、65歳以上の5人に1人が認知症になると言われています。
認知症はまさに、大きな社会問題となっています。
特にアルツハイマー型認知症の人は増加しており、糖尿病の人が増えてきたことと関係していることが分かってきました。
最近の研究では、アルツハイマー型認知症の脳の記憶を司る部分で、複数の遺伝子の働きに異常が発見されました。その中にインスリンと関連する遺伝子も、複数含まれていました。
インスリンは、血糖値を下げる働きをする、たったひとつのホルモンです。アルツハイマー型認知症では、複数の遺伝子の働きが低下しているため、糖を十分に利用できず、様々なストレスに弱くなります。このような状態で糖尿病を発病すると、アルツハイマー型認知症が進行するのではないかと考えられているのです。

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