◆新しいガン治療薬「ニボルマブ」で糖尿病が発症

ガン治療に進歩はめざましく、最近では免疫チェックポイント阻害薬という新しい免疫療法が開発されました。これは、ガンが免疫細胞にかけているブレーキを解除することで、免疫細胞の働きを強くする治療薬です。発売以来、重大な副作用として、Ⅰ型糖尿病、糖尿病ケトアシドーシス(※参照)が報告されています。死亡例はありませんが、適切な処置をしなければ死に至る可能性もあります。
そのため、「ニボルマブ」を使用している人で、急激な血糖値の上昇や、糖尿病の症状が出た場合には、病院で適切な処置を行うのが一番です。
「ニボルマブ」で、ガンを克服したにもかかわらず、副作用で糖尿病になり、最悪、死に至るなんてことにならないようにしなければなりません。
薬は化学的なものであり、副作用があります。その副作用を理解した上で、納得した治療を受けたいものです。

※糖尿病ケトアシドーシスとは、急性代謝失調で、ひどい場合には脳浮腫や昏睡を引き起こし、最悪の場合は死に至ることもある状態で、極度の高血糖状態で発症します。

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