◆食品交換表(表5)

ここは主に、油脂と多脂性食品の仲間です。脂質を多く含む食品です。

一番の特徴は、少量でもエネルギー量が多いと言うことです。なので、摂り過ぎないように注意が必要です。ここで、エネルギーに関して、気になる点を述べたいと思います。

ダイエットと言うと、すぐさま思い浮かぶのはカロリーを抑えることが中心となります。

そこでエネルギーを抑えるために、高カロリーの油を一切、摂らない人がいらっしゃいますが、少しだけ注意が必要です。油も人間のからだには必要だからです。

お肌にも影響を及ぼしますし、オメガ3系の油は摂った方がいいからです。

大体、目安としては一日に大さじ1杯です。そして、酸化した油は摂らない。このことは健康になる為には必須と考えています。私自身のことではありますが、油に関しては常日頃から注意をしています。特に酸化した油はなるべく取らないようにしています。一番、困るのは外食時です。

外食だと、どんな油がどれ位、使われているのか分からないですし、しかも目に見えないからです。天ぷらやフライだと、衣を取り外してしまえばいいのですが、炒め物などは取りようがありません。

そういう意味で、中華料理は注意したい料理のひとつと考えています。

表5の食品1単位あたりの栄養素の平均含有量は、炭水化物0g、タンパク質0g、脂質9gとなっています。脂質を多く含むのは、マヨネーズ、油、アーモンドなどの種子、サラミ、ベーコン、ゴマ、ドレッシング、アボカドなのです。

◆食品交換表(表4)

ここは主に、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンを含む食品の仲間で、牛乳と乳製品などがあります。但し、チーズは乳製品ではありますが、ここには含まれません。

チーズはタンパク質が多いので、表3に分類してありますので注意が必要です。

また、カルシウムの供給源としても表4は大事です。

カルシウムに関しては、多くの方がご存じのことと思いますので詳しくは記しませんが、摂取量が少ないと骨粗しょう症の原因になると考えられていますので、積極的に摂りたい成分でもありますが、その一方で乳製品は体に害を及ぼすとの見解もあり、カルシウムは小魚などから摂るのが良いとも言われています。食品に関しては色々な考え方があるので、これが正しいと断定できるのはひとつではないのですが、ご自分の摂り易い方法で摂るのが一番ですね。

また、骨粗しょう症に関しては糖化が影響していることが分かりました。

糖化に関してはHPに記していますので、お時間のある時にお読み頂ければと思いますが、糖化はやはり全身病なのですね。

表4の食品1単位あたりの栄養素の平均含有量は、炭水化物6g、タンパク質4g、脂質5gとなっていますので、ご参考になさって下さい。

◆食品交換表(表3)

ここは、主にタンパク質を含む食品の仲間です。

つまり、魚、卵、肉、チーズ、大豆などです。主にタンパク質ではありますが、脂質も含まれています。特にお魚は脂質の含有量が様々です。タラのようにさっぱり、あっさりしている白身のお魚は脂質は少ないのですが、いわし、サバ、まぐろなどは脂質が多いお魚です。

ただ、お魚の脂質のように不飽和脂肪酸は、常温でサラサラしているので固まりませんので、中性脂肪やコレステロールを調整する働きがあるので、積極的に摂りたいのですが、お肉や乳製品に含有されている脂質は飽和脂肪酸と言い、常温で固まるのが特徴ですので、中性脂肪やコレステロールを増加させてしまい、高脂血症や動脈硬化を招く危険があると言われているので、摂り過ぎには注意が必要です。

ここに、簡単ではありますが、不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸を多く含む食品を記しておきますので、参考になさって下さいませ!

不飽和脂肪酸を多く含む食品:いわし、サバ、まぐろ、オリーブ油、ごま油、グレープシードオイル

飽和脂肪酸:バター、ラード、牛脂

以前、CMで、味はバターで決まります!というのがありましたが、それ位にバターはイイ味と風味を引き出します。しかし、やはり摂り過ぎには注意が必要ですね。

フランス料理などは、いかにバターが多いかが分かります。フランス人は美食家なんですね。

◆食品交換表(表2)

ここは、主に炭水化物(果糖)を含む食品です。

そして、同時にミネラル、ビタミン、食物繊維も含んでいますので、現代人に不足している食物繊維が多いものを摂るようにするといいのではないでしょうか?

またビタミンCは風邪予防にもなりますし、季節を問わず、多めに摂りたいですね。

ここは果物の仲間ばかりですので、食べる部分(可食部分)と皮や芯など、食べない部分を含んだ量が載っています。表1と同様、1単位=80カロリーで考えています。

表2の食品、つまり果物1単位あたりの栄養素の平均含有量は、炭水化物20g、タンパク質0g、脂質0gとなっています。これを見ると、タンパク質も脂質も0gなので、果物ばかり食べていては、栄養バランスが崩れるのはお分かり頂けると思います。

注意点として、アボカドという食品がありますが、はたして果物なのか?野菜なのか?とお悩みになる方がいらっしゃると思いますが、アボカドは脂質なんです。

なので、後でご説明させて頂く表5に分類されます。

最近、果物は特に食べなくてもいいとも言われています。余りにも品種改良が進み、甘さばかりを追求した為、本来の果物ではなく、砂糖水のようになってしまったと考えられているからです。

とは言え、美味しいですし、適量を食べるのが良いのではないでしょうか?