◆脱水症状

この夏は猛暑を通り過ぎ、酷暑と言われており、体調を崩した方もいらっしゃると思います。

余りの暑さに、からだもダルく、食欲も失せて、水分摂取も十分でない状態だったのではないでしょうか?脱水とは体液が失われた状態です。体液は主に水と塩分でできていますので、今年の夏のような酷暑が続いた場合は、水分と共に塩分の補給も忘れないことです。脱水の症状として挙げられるのは、①微熱 ②口渇感 ③体重減少 ④尿や発汗の減少などです。からだの中でも、脳、消化器、筋肉などに異変が現れやすくなります。脳ではめまい、立ちくらみ、集中力や記憶力の低下、頭痛、けいれん、意識消失など、消化器では食欲低下、悪心、嘔吐、下痢、便秘など、筋肉では筋肉痛、しびれ、まひ、こむら返りなどです。そして、高齢者は特に脱水に注意が必要です。高齢者が脱水状態になりやすい理由は、①体液をためる筋肉が少ないこと ②食が細くなったり、暑さによる食欲不振のため、水分や塩分が通常よりも摂っていない ③のどが渇いているのに気づかないからです。脱水を回避するには、規則正しい食生活を送ること、1日8回を目安に、こまかに水分を補給する(いっぺんにではなく、数回に分ける)、ことが挙げられます。

とはいえ、一番いいのは涼しい場所にいることです。また我慢せずにエアコンや扇風機に頼ることも必要です。