◆食品交換表(表3)

ここは、主にタンパク質を含む食品の仲間です。

つまり、魚、卵、肉、チーズ、大豆などです。主にタンパク質ではありますが、脂質も含まれています。特にお魚は脂質の含有量が様々です。タラのようにさっぱり、あっさりしている白身のお魚は脂質は少ないのですが、いわし、サバ、まぐろなどは脂質が多いお魚です。

ただ、お魚の脂質のように不飽和脂肪酸は、常温でサラサラしているので固まりませんので、中性脂肪やコレステロールを調整する働きがあるので、積極的に摂りたいのですが、お肉や乳製品に含有されている脂質は飽和脂肪酸と言い、常温で固まるのが特徴ですので、中性脂肪やコレステロールを増加させてしまい、高脂血症や動脈硬化を招く危険があると言われているので、摂り過ぎには注意が必要です。

ここに、簡単ではありますが、不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸を多く含む食品を記しておきますので、参考になさって下さいませ!

不飽和脂肪酸を多く含む食品:いわし、サバ、まぐろ、オリーブ油、ごま油、グレープシードオイル

飽和脂肪酸:バター、ラード、牛脂

以前、CMで、味はバターで決まります!というのがありましたが、それ位にバターはイイ味と風味を引き出します。しかし、やはり摂り過ぎには注意が必要ですね。

フランス料理などは、いかにバターが多いかが分かります。フランス人は美食家なんですね。

◆食品交換表(表2)

ここは、主に炭水化物(果糖)を含む食品です。

そして、同時にミネラル、ビタミン、食物繊維も含んでいますので、現代人に不足している食物繊維が多いものを摂るようにするといいのではないでしょうか?

またビタミンCは風邪予防にもなりますし、季節を問わず、多めに摂りたいですね。

ここは果物の仲間ばかりですので、食べる部分(可食部分)と皮や芯など、食べない部分を含んだ量が載っています。表1と同様、1単位=80カロリーで考えています。

表2の食品、つまり果物1単位あたりの栄養素の平均含有量は、炭水化物20g、タンパク質0g、脂質0gとなっています。これを見ると、タンパク質も脂質も0gなので、果物ばかり食べていては、栄養バランスが崩れるのはお分かり頂けると思います。

注意点として、アボカドという食品がありますが、はたして果物なのか?野菜なのか?とお悩みになる方がいらっしゃると思いますが、アボカドは脂質なんです。

なので、後でご説明させて頂く表5に分類されます。

最近、果物は特に食べなくてもいいとも言われています。余りにも品種改良が進み、甘さばかりを追求した為、本来の果物ではなく、砂糖水のようになってしまったと考えられているからです。

とは言え、美味しいですし、適量を食べるのが良いのではないでしょうか?

◆慢性炎症

5月10日にNHKのためしてガッテンで「慢性炎症」について取り上げられました。
慢性炎症を抑えることが出来れば様々な病気を未然に防ぐことができ、結果健康で長生きすることができるというものです。
急性炎症は、怪我などをしても赤くなったり、熱を盛ったり、痛みとして表れるので、本人の自覚があります。ですが慢性炎症は、本人にはあまり自覚がない程度の弱い炎症が長く続く状態で、長く続くと動脈硬化やがんの原因になるのだそうです。この慢性炎症は病院の血液検査で分かります。「CRP」という値なのですが、これは「C-Reactive Protein」の略で体内で炎症が起きると肝臓から出るたんぱく質の値を示しています。0.3以下なら基準範囲、0.3~1.0は要注意、それ以上は異常の範囲となります。機会があれば、一度、チェックするのもいいのではと思います。
それから、この番組で興味深い内容がありました。それは「肥満」です。脂肪細胞が脂肪をためこんで膨れ上がると免疫細胞が集まり炎症を起こしてしまうというのです。
それが慢性炎症につながるのですね。ただ、皮膚の上からつまめるような脂肪はあまり炎症を起こさないらしく、内臓脂肪の方が慢性炎症を起こしやすいことがわかっているそうです。
女性は男性に比べ皮下脂肪が多くなると思いますが、皮下脂肪が多いからと言って心配はないようですので、性別に関わらず内臓脂肪が多い方は注意したいですね。結局、病気にならないためには、食事、運動、ストレスをためないなど、基本的なことは同じなのですね。

◆炎症と黒ガリンガル

黒ガリンガルという植物には、強い抗炎症作用があります。

実際に、黒ガリンガルをお飲み頂いた方に、痛風の痛みがおさまった、腰痛、膝の痛みが楽になったとのお話を良くお聞きします。

これは黒ガリンガルに含まれるポリメトキシフラボノイドという成分の作用です。

(ポリ):多くの、(メトキシ):メトキシ基がついたフラボノイドという意味です。

フラボノイドというと、お聞きになったことがあるのではないでしょうか?

ポリメトキシフラボノイドは簡単に化学合成が出来ないので、天然で摂取するのが一番です。

天然のものを摂れば、副作用の心配もないですし、正に一石二鳥です。

病気や老化現象のひとつに「炎症」があります。

細胞は酸化や糖化が進むと炎症を起こして、やがて腫瘍化します。黒ガリンガルは細胞の炎症を抑えると同時に、細胞の腫瘍化を未然に防ぐことができるのです。

現在、何かしらの「痛み」を抱えていらっしゃる方は、黒ガリンガルをお試し頂ければと思います。

実際、モルヒネを使わなければ痛みがおさまらない患者さんが、黒ガリンガルを飲んで、痛みが和らいだという症例もあるそうです。

量は人それぞれだとは思いますが、痛みがひどい時は多めに(5~10/日)お飲み頂き、様子を見られてはいかがでしょう。