◆黒ガリンガルと抗アレルギー作用②

先週、アレルギーとは、あるものに対して過敏に反応する状態で、免疫反応が関係するものとお伝えしました。いくつか例を挙げてみますね。

赤ちゃんの食物アレルギーは、皮膚のバリア機能が悪い時期にアトピー性皮膚炎があると起きやすいことが分かっています。食べるものの量や火の通り方や食べる方の体調などで、反応は、ちょっとしたぶつぶつから、ショックまで幅広くさまざまで、すごく複雑です。

でも、腸の中で食物アレルゲンを処理して体が受け入れるようになると、成長とともにアレルギー反応をおこさなくなることがほとんどです。

また、現在増えている花粉症は、毎年飛んでくる花粉に毎年少しずつ体内のIgEが増えていき、ある年、鼻や目にアレルギー反応がおこります。

鼻水、くしゃみ、目や鼻のかゆみなどで、これが花粉症です。昔は成人の発症でしたが最近は幼児での発症も増えてきました。

私の周りにも、毎年、毎年、花粉症で悩んでいる方がいらっしゃいます。ある日突然、花粉症デビューしてしまったという声もお聞きします。昔は花粉症だなんて聞いた事がありませんでしたが、やはり環境因子が大きく関わっているような気がします。

知り合いでアトピーの治療をしていた方は、病院で自分の好きな食べ物がアレルゲンかどうかを検査していました。以外にもゴマとか桃がアレルゲンになり、アルコールは平気だと言う結果が出ていたので、いいのか悪いのか微妙ではありますね。

◆黒ガリンガルと抗アレルギー作用①

アレルギーという言葉をよく耳にしますが、アレルギーとはなんでしょうか?

ひと言でいえば、あるものに対して過敏に反応する状態で、免疫反応が関係するものです。

免疫とは体を守るための防御システムなので、人間が健康でいるためにはどうしても必要な働きです。

もともと、生物が持っている自然免疫と、何らかの刺激を受けて新しくできる獲得免疫があります。アレルギーに関しては分からないことも多いのですが、よく分かっているのは、獲得免疫の中のIgEという抗体が関係する反応です。

IgEとは免疫グロブリンのひとつで、血液中に微量に存在します。細菌やウイルスに対する抗体と違って、自然界のなんでもない物質、たとえばダニや花粉や食物タンパクに対してできてしまうので、それが体内に増えると、その物質(アレルゲン)に対して敏感に反応してしまうのです。アレルギー体質はこのIgEを作りやすい体質で、遺伝的にかなり決定されています。

私はアレルギー体質なのという人がいますが、それは、このIgEを作りやすい体質と言えます。先に述べましたが、もともと体内には微量しか存在しないのですから、それが増えることは問題なのです。

もともとのアレルギー体質に、いろんな環境の悪化因子が作用して病気が発症する、あるいは病状が悪化するのです。体質はなかなか変えられませんが、何が悪化因子かを知って、環境を整えることでアレルギーの病気は発症を予防できたり、症状を軽くすることができるのです。

ここで問題は、何がアレルゲン(アレルギーの原因になる物質)になるか?どういった反応が起こるのか?は年齢や個人レベル、環境によっても左右されますし、どんな反応が起こるかによっても病気が違ってきます。アレルギーは過剰な反応とも言えますが、黒ガリンガルには過剰な反応を抑制することが分かっていますので、長年、アレルギーに悩んでいらっしゃる方は、一度、試してみる価値はあると思います。

実際、黒ガリンガルを試してみて、アトピーがよくなりましたとの体験者のお声も耳にします。アレルギーに関しては、痛風のような急激な痛みとは違うので、根気よく気長にお付き合いすることが必要です。

◆慢性炎症

5月10日にNHKのためしてガッテンで「慢性炎症」について取り上げられました。
慢性炎症を抑えることが出来れば様々な病気を未然に防ぐことができ、結果健康で長生きすることができるというものです。
急性炎症は、怪我などをしても赤くなったり、熱を盛ったり、痛みとして表れるので、本人の自覚があります。ですが慢性炎症は、本人にはあまり自覚がない程度の弱い炎症が長く続く状態で、長く続くと動脈硬化やがんの原因になるのだそうです。この慢性炎症は病院の血液検査で分かります。「CRP」という値なのですが、これは「C-Reactive Protein」の略で体内で炎症が起きると肝臓から出るたんぱく質の値を示しています。0.3以下なら基準範囲、0.3~1.0は要注意、それ以上は異常の範囲となります。機会があれば、一度、チェックするのもいいのではと思います。
それから、この番組で興味深い内容がありました。それは「肥満」です。脂肪細胞が脂肪をためこんで膨れ上がると免疫細胞が集まり炎症を起こしてしまうというのです。
それが慢性炎症につながるのですね。ただ、皮膚の上からつまめるような脂肪はあまり炎症を起こさないらしく、内臓脂肪の方が慢性炎症を起こしやすいことがわかっているそうです。
女性は男性に比べ皮下脂肪が多くなると思いますが、皮下脂肪が多いからと言って心配はないようですので、性別に関わらず内臓脂肪が多い方は注意したいですね。結局、病気にならないためには、食事、運動、ストレスをためないなど、基本的なことは同じなのですね。

◆急性炎症

炎症には、「発赤、腫脹、熱感、疼痛」といった症状があります。

これらは、生体が何らかの刺激を受けた時に共通して現れる変化です。

これらの変化は生体を防御したり、修復する為に起こります。

そして、この炎症の場には白血球を初めとした免疫に関与する細胞が出現することから、免疫反応の一環として炎症をとらえることが出来ます。

免疫においては、自己以外の異物を認識して攻撃・排除する「特異性」が大きな特徴です。

しかし、特にその初期の段階では、原因や病原体の種類にかかわらず、ある程度共通した反応が見られます。「発赤、腫脹、熱感、疼痛」は、主に急性期における変化ですが、一方で末期の修復の段階や慢性期にも、やはり共通点が見られます。(慢性炎症に関しては次回)

 

では急性炎症とはどのようなものでしょうか?ひと言でいえば、血管の変化です。

先述の通り、「発赤・腫脹・熱感」はいずれも、局所の血流が増加し、さらに血管内から血管外(細胞間)に血漿成分が滲出することによって生じた結果です。

炎症の最初の段階から見られるこれらの変化は「局所の循環の変化」と考えられています。

急性の炎症には、はっきりとした原因があり、外傷、衝突による打撲、感染症、食中毒、空気感染、ホルモンと過剰なストレスなどです。

私たちがもっとも身近に炎症反応を感じるのは、外傷や感染症ではないでしょうか?

また、急性炎症には3つの機能があります。

  • 身体的か科学的な刺激を受けた後の、治癒過程や修復過程における最初の回復機能
  • 身体の他の部位に2次的な問題の原因となる細胞の障害が伝播するのを予防
  • 損傷した細胞と死んだ細胞を身体から取り除く作用

このように急性の炎症には、身体が受けた傷を修復するのにとても大事な機能があるのです

◆炎症と黒ガリンガル

黒ガリンガルという植物には、強い抗炎症作用があります。

実際に、黒ガリンガルをお飲み頂いた方に、痛風の痛みがおさまった、腰痛、膝の痛みが楽になったとのお話を良くお聞きします。

これは黒ガリンガルに含まれるポリメトキシフラボノイドという成分の作用です。

(ポリ):多くの、(メトキシ):メトキシ基がついたフラボノイドという意味です。

フラボノイドというと、お聞きになったことがあるのではないでしょうか?

ポリメトキシフラボノイドは簡単に化学合成が出来ないので、天然で摂取するのが一番です。

天然のものを摂れば、副作用の心配もないですし、正に一石二鳥です。

病気や老化現象のひとつに「炎症」があります。

細胞は酸化や糖化が進むと炎症を起こして、やがて腫瘍化します。黒ガリンガルは細胞の炎症を抑えると同時に、細胞の腫瘍化を未然に防ぐことができるのです。

現在、何かしらの「痛み」を抱えていらっしゃる方は、黒ガリンガルをお試し頂ければと思います。

実際、モルヒネを使わなければ痛みがおさまらない患者さんが、黒ガリンガルを飲んで、痛みが和らいだという症例もあるそうです。

量は人それぞれだとは思いますが、痛みがひどい時は多めに(5~10/日)お飲み頂き、様子を見られてはいかがでしょう。