黒ガリンガル - 聞きなれない名前です。
それもそのはず、東南アジアのある秘境地域でしか育たない、驚きのパワーを秘めた植物であり、野生種、またはそれと変わらない環境下で自然栽培されたもののみを言います。
その地域では、1200年以上も前から自然栽培し、『生』で食べてきましたが、『山の神様の贈り物』とされ、これまで門外不出のものでした。
(この門外不出の扉が開かれ、何故、日本に入って来たのかはブログをお読み下さい!そこには、ある日本人の黒ガリンガルに対する熱い情熱が描かれています。)
原産地の人々の平均寿命は 『85~88歳』皆さん健康で長寿です。
※東南アジア地域の人々の平均寿命は55~58歳。
実際に88歳のおばあちゃんが介護なしで腰も曲がらず背筋もピンとして、老眼鏡もかけず、現役バリバリで農作業をしています。驚いたことに、80代で「父親」になる人もいるのです。
黒ガリンガルとは?
黒ガリンガルの正式な学術名はKaempferia parviflora(ケンペリア・パルビフローラ)、ショウガ科ケンペリア属に分類されます。タイを原産とするショウガ科の多年草でタイではクラチャイダム(またはガシャイダム)と呼ばれています。
土の中に根茎、葉は地上に生えて見た目は一般的なショウガに似ていますが、根茎部の切断面は濃い紫色をしているのが特徴です。
中身は濃い紫色で、味は「苦い」の一言、舌にピリッときます。
黒ガリンガルは、結構、古くから研究されていましたので、世界的に論文として発表されているだけでも、以下のような作用があります。
・冷え性改善作用
➡ショウガ科ケンペリア属に分類されており、ショウガ同様、からだを温める作用があります。黒ガリンガルに含まれるポリメトキシフラボノイドという成分がからだのめぐりを良くするためです。冷え性にはショウガが良いことは、一般的に知られていますが、黒ガリンガルもショウガ同様、冷え性の方には最適な植物です。
・むくみ改善作用
➡ポリメトキシフラボノイドという成分がからだのめぐりを良くするため、むくみが解消していきます。
・抗肥満作用
➡むくみが解消し、からだのめぐりがよくなり温かくなるため、肥満防止につながります。
・抗炎症作用
➡ポリメトキシフラボノイドという別名スーパーポリフェノールが炎症を抑制します。ポリメトキシフラボノイドは合成できないので、自然のものを摂り入れることが大事です。
・抗アレルギー作用
➡AGEs(糖化最終生成物)が体内にたまることによりアレルギーが引き起こされる場合があるので、AGEs蓄積を抑制させ、アレルギーを抑えます。
・性能力向上作用
➡黒ガリンガルに含まれているアルギニンという成分によるものです。
・脱毛予防作用
➡AGA(男性型脱毛症)の治療薬である成分(プロペシア)と同様の効果が存在することが発表されています。
・抗酸化作用
➡黒ガリンガルに含まれているポリフェノールという成分によるものです。
・抗糖化作用(現在、糖化は万病の元と言われています。その理由は下記をご覧下さい!)
➡抗糖化作用のあるアミノグアニチンという薬の約30倍以上の抗糖化作用があることが研究結果で出ています。これは世界一の抗糖化作用です。
・脳機能改善作用(認知症に対する予防及び治療効果、脳の血流改善など)
これらのうち抗糖化作用と脳機能改善作用は日本の研究者により発見されました。
脳にも黒ガリンガル
ノーベル賞候補の杉本八郎教授も
黒ガリンガルの研究に携わっています。
認知症は「脳の糖尿病」と言われるほど、糖化が深く関与しています。
黒ガリンガルという植物には、糖化によって生じる変異たんぱく質(アミロイドβ―タンパク)の凝集を抑える可能性があることが分かり、現在、マウスを用いた実験でその効果を調べています。
さらに、脳内で記憶を伝達する重要な神経伝達物質の減少を抑制する作用があることも分かり、黒ガリンガルの抗炎症作用との相乗効果によって、脳機能の改善効果、認知症予防作用への研究が進められています。
【杉本八郎教授】
同志社大学脳科学研究科教授。世界でもっとも多く使用されるアルツハイマー型認知症治療薬「アリセプト」の生みの親。京都大学大学院薬学研究科創薬神経科学講座教授を経て、同志社大学脳科学研究科教授として、現在もアルツハイマー病の研究を続ける。
糖化とは?
ここで、「糖化」について簡単に説明します。
「糖化」とは、
残念ながら、このAGEは人体にとって100%有害物質であり、体内に溜まると、どうなるでしょうか?
これらが『糖化は万病の元』と言われる理由です。
糖化について『QOLtv.net』で詳しく紹介されています。
糖化とは? 糖化の体への影響 糖化ストレス対策
黒ガリンガルの特徴
老化の三大要因は「酸化」「糖化」「炎症」です。
黒ガリンガルには「抗酸化」「抗糖化」「抗炎症」作用があり、現在これら3つの作用を兼ね備えた植物は黒ガリンガルだけです。
黒ガリンガルとクラチャイダム(黒ウコン、黒ショウガ)は同じ植物なので見た目はそっくりですが、栽培環境の違いにより以下のような違いがあります。
黒ガリンガル | クラチャイダム (黒ウコン、黒ショウガ) |
|
原産地 | 東南アジアの秘境地域 (限られた地域のみ)日本でも沖縄県で栽培を試みたが、気候や土質の違いから栽培できなかった。本来、日本には存在しない植物 | 東南アジア(タイ、ミャンマーなど)の低地(日本でも沖縄県で栽培しているものもある) |
栽培方法 | 野生と変わらない自然栽培。 他の植物と一緒に栽培すると育たない繊細な植物のため、黒ガリンガルのみで栽培。 無肥料、無農薬、無添加で自然栽培 |
栽培種(肥料を使用した) 他の植物とも一緒に栽培しており、農薬、添加物の使用については不明 |
香り | 漢方生薬の香り | 独特の香り |
収穫 | 年1回の収穫 その後5年間は休耕。 |
毎年収穫 (年に数回、収穫できる) |
乾燥法 | 特殊な低温乾燥法 低温乾燥法を採用しているため、乾燥後の色も濃い紫色をしており、栄養素や酵素が生きたままの状態で丸ごと摂れる |
高温乾燥法 低価格で仕上げるため、高温で大量に乾燥させる。そのため栄養素や酵素が劣化してしまう(乾燥後は黒に近い紫色) また、日本とアメリカで使用禁止されているEOGエチレンオキサイドガスを使用 |
歴史 | 現地の伝承では、1,200年前に疫病が流行った時、子供の前に神様が現れ、これを食べなさいと、黒ガリンガルを分け与えたのが始まりといわれる。現地の人は「山の神様の贈り物」と呼び、ずっと大事にしてきた。 | 1,000年以上前から、タイ国で王室専用として愛用されてきた。宗教とも深い結びつきがあり、体調不良の人に、僧侶が薬として分け与えたとか、神父や医師が様々なハーブと調合して使っていたとも言われている。 |
世界一抗糖化作用が強い
黒ガリンガルの成分
・18種類のアミノ酸はプラセンタの1.5倍。その中でもスーパーアミノ酸と呼ばれる天然のアルギニンは強壮剤で有名な南米のマカの約2.5倍
・抗酸化で知られるアントシアニンはブルーベリーの約3倍
・抗糖化成分のスーパーポリフェノールである、ポリメトシキフラボノイドは
シークワーサーの約100倍(ショウガにはない希少な成分)
黒ガリンガルの成分で特筆すべきは、柑橘系の皮にしか含まれないはずのスーパーポリフェノール・ポリメトキシフラボノイドが根茎に多量に含まれていることです。他の植物と一緒に栽培すると育たないことや、他のウコン類やショウガ類とは全く違う成分と効能が発表されているなどの理由から、突然変異から生まれたのではないか?とも言われている、未だ謎の多い植物です。
これからのアンチエイジングと美容に必須!!
①今、大注目のポリメトキシフラボノイドとは?
メトキシ基(-OCH3)がたくさん付いたフラボノイドのことをいいます。
黒ガリンガルは主成分の半分以上がポリメトシキフラボノイド類です。
ポリメトキシフラボノイドは前述のとおり、柑橘類の皮(一番多く含まれるのがシークワーサー)に含まれるとして発見されましたが、黒ガリンガルにはシークワーサーの約100倍(1,600㎎/100g)ものポリメトキシフラボノイドが含有されています。
◆ポリメトキシフラボノイドの特徴◆
・脳にある関門を通過
化学式にメトキシ基(-OCH3)を持つものは、脳にある関門を通過することが研究結果で分かっています。
(本来、脳は物質を簡単には通しません。なぜなら脳にとって有害な物質をブロックし、選択的に物質を通す仕組みとなっているからです。)
◆ポリメトキシフラボノイドの研究報告◆
・アルツハイマー病に対する予防及び治療効果
アルツハイマー病は第3の糖尿病と言われています。年々、患者数も増加し社会問題にもなっています。
・抗炎症作用
炎症は生体の防御反応であり、その反応によって痛みを引き起こします。この痛みを抑えることができます。
・血流改善作用
血液の流れをスムーズにし、血液が詰まることによって発生する病気の予防をします。
黒ガリンガルはショウガ科ケンペリア属に分類され、ショウガには含有されていないメトキシフラボノイド(スーパーポリフェノール)により、冷えを改善していきます。
その他、日本生薬学会でも血栓溶解、脂質代謝改善、血糖値改善の作用が報告されています。
このように多数の作用があることから、ポリメトキシフラボノイドはスーパーポリフェノールとも呼ばれています。そして、ポリメトキシフラボノイドについて重要なことは、簡単に化学合成が出来ないということです。人工的に合成すると高コストになるため、天然のものを摂ることが一番なのです。
・抗糖化作用
糖化最終生成物と呼ばれるAGEsは、一度、体内に生成&蓄積されると、老化や生活習慣病のリスクになります。ショウガには糖化抑制反応作用が報告されています。黒ガリンガルは別名を野生黒ショウガとも言い、ショウガの100倍以上の抗糖化活性があることが分かりました。黒ガリンガルにはショウガにはない重要な成分が含有されており、それが上記にあるようなポリメトキシフラボノイドです。(同志社大学大学院生命医科学研究所アンチエイジングリサーチセンター/糖化ストレス研究センターにおいて研究)
②抗糖化と美容(肌・髪の毛)との関係は?
世界一、抗糖化作用が強い黒ガリンガルという植物は美容にも多大な影響を及ぼします。
前述のイラストにありますように、糖化の原因物質AGEsは肌、髪の毛、冷え症にも悪影響を及ぼします。
肌のタンパク質が変性すると?➡しみ、しわ、たるみ、くすみなどを引き起こします。
髪の毛のタンパク質が変性すると?➡ツヤやコシを失います。
糖化は美容の大敵ですので、すぐにでも抗糖化対策をおススメします
黒がリンガルについて『QOLtv.net』で詳しく紹介されています。
(訂正)
驚異の食材黒ガリンガルの映像に、”現地で黒ガリンガルは「山の神様」と呼ばれており”、となっていますが、正しくは「山の神様の贈り物」です。
また、18種類のアミノ酸はプラセンタの約15倍となっていますが、正しくは1.5倍です。