前回に続き、血圧と認知症に関するお話です。
超高齢化社会である日本は、認知症は大問題となっています。日本だけでなく世界中の大問題です。現在、世界中で使用されている認知症のお薬はアリセプトというものです。これは杉本八郎先生という黒ガリンガルの研究開発もして下さっている先生です。
ちなみに、黒ガリンガルという植物には認知症を原因と言われているアミロイドベータータンパクを抑制させる作用があることが、研究結果で出ています。実際に黒ガリンガルで認知症の症状が改善したとの報告もあります。しかし残念ながら、根本治療ではありません。
アリセプトも認知症を遅らせることは出来ると言われていますが、これも根本的に治すものではありません。認知症を根本的に治す薬は、残念ながら、今現在、無いのです。だったら、将来的に根本的に治すお薬が開発されるまで、自分自身でコントロールする必要があります。糖尿病がある人は、血糖コントロール、高血圧の人は血圧コントロールというように、自分の体を知っていくことが必要です。きっと近い将来、認知症を完全に治す薬が開発されることでしょう。これだけ医学も科学も進んでいるのですから、世界中の研究者が認知症の現状を放っておく訳はないでしょう。