黒ガリンガルという植物は、非常に抗炎症作用に優れた植物です。
炎症と聞くと、何を思い浮かべますか?
言われてみれば、肺炎、中耳炎、関節炎、胃炎、副鼻腔炎など、炎とつくものは沢山あります。
調べてみると、炎症は「生体の防御反応」のひとつであり、私たちの体を、外傷・やけど、細菌の侵入、薬物・放射線の作用などに対して、防御的に反応しているのです。
ギリシア医学では,赤く腫れて熱を発し,何かが燃えているようにみえたので「炎」という文字が使われたとか。
「おでき」を例にとって考えてみると?
体のどこかにおできができると、最初は小さな赤い点となって現れます。それがだんだんと大きくなっていき、やがて熱を持ちはじめてきます。
そして、ズキズキと痛み出し、ぷっくりとふくれあがり、数日後には皮膚を押すとブヨブヨしてきます。これは膿(うみ)がたまっている証拠です。
今まで、膿(うみ)を汚いと思ってはいませんでしたか?
しかし膿とは、病原体を食べた白血球が死滅してできたものなので、私たちの体をおできから守る為に闘ってくれた正義の味方なのです。
このように免疫応答により、人間の体から異物を排除して、体を守ってくれているのですね。