タンパク質とは、からだを作るための栄養素。筋肉、髪の毛、皮膚、内臓、血管、爪、歯など、全てタンパク質です。これは誰しもが知ることだとは思いますが、実はこれ以外にも免疫抗体、ホルモン、酵素の原料でもあります。
タンパク質が不足すると、抜け毛や肌荒れがおこったり、筋肉が減ったり、風邪を引きやすくなります。なので、肉、魚、大豆、卵、ヨーグルトなどから、バランス良く摂取するのが一番です。しかし、いくらタンパク質が大事だとは言っても、ご飯や野菜などを食べずに、肉や魚ばかりを摂っていると、余分なものは尿として排泄されるので、尿を作る腎臓に負担がかかります。近年、ダイエットに糖質制限食が流行っていてタンパク質だけを摂る人が多くなっていますが、やはり程々がいいようです。ちなみに一日のタンパク質摂取量は70g~80gでいいようです。毎回の食事に自分の手のひらサイズを目安に、肉や魚を摂ることが望ましいとされています。入院生活を経験なさった方は、ご存じかと思いますが、病院食は栄養士さんがその人に合った栄養バランスを考えたメニューを作成して下さっていますので、参考にするのもありです。