食品に含まれるAGEには、直接、ガンを進行させる物質もあります。
そのひとつが「アクリルアミド」と言い、超悪玉AGEと言っても過言ではないものです。
この物質はアミノ酸の一種であるアスパラギンに起きるメイラード反応により生じます。
アクリルアミドの摂取量が多いと、発ガンリスクが高くなるという事実が公表されました。
このアクリルアミド、糖質を多く含むイモ類を焼いたり、揚げたりしたポテトチップスやフライドポテトで、大量に生成されることが分かりました。更にポテトチップスやフライドポテト以外にも、糖質を多く含む食材を高温調理した食品に広く含まれていることも判明したのです。この事実は2002年にスウェーデン政府から発表されました。これを読んで思ったのですが、既に16年も前から世界ではAGEに関して注目し、研究もなされていたのですね。それと比べると日本でAGEや糖化が騒がれ出したのは、ここ2~3年です。TVや雑誌でもやっと取り上げられるようになった程度です。日本は他の国と比べて糖化対策が遅れているので、認知症や糖尿病が増える一方なのかも知れません。